つたえる表現力

新着 制作実績

円山動物園 グッズ制作
円山動物園 グッズ制作

デザインセンター(3Fグラフィック)

通常のデザイン業務のほか、円山動物園オフィシャルショップで販売しているグッズ制作にも取り組んでおります。動物園に足を運ぶご家族や、幼稚園児、ご友人など、多くの方々に、よろこんで頂けるようなグッズを制作心がけ、取り組んで参ります。

円山動物園 グッズ制作

きっかけはテレワーク

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が全国に拡大された2020年4月中旬。学校は臨時休校、市内のデパートや商業施設でも休業や営業時間が短縮されるなど、前例のない事態となりました。毎日の通勤ですら感染が危ぶまれましたので、社内ではテレワークが推奨され、部署内で話し合った結果、半数の部員がテレワーク態勢で業務を行う事となりました。
テレワークといっても、初めての試みですので、どういう態勢で臨むべきか想像できずにおりました。まずは、会社で使用しているPCを自宅に持ち帰り、電話やメールで連絡を取りながら各々の担当クライアントの業務に対応しました。開始当時は慣れないため心配事が多かったのですが、いざ行ってみるとインターネットの通信環境が整っている昨今では何の不便も無く作業が出来る事を実感しました。とは言いつつも、予定されていたイベントは軒並み中止となり、広告デザインをメインとしている私どもの部署には大きな影響が出ました。進行中だった案件も中止や延期になり、電話が鳴らない日が続きました。そんな最中でのテレワーク体制でしたが1日1度、LINEビデオ通話によるリモートミーティングを重ね1週間が過ぎた頃、「デザイン会社という強みを生かし、円山動物園に対して何か面白い取り組みが出来ないか?」「仕事が落ち着いている今だからこそ、じっくり企画案を掘り下げてやってみよう」と、今回の企画に取り組む事となりました。

どんなグッズがいいのか?

じつは私どもの部署では、今年4月から円山動物園オフィシャルショップに設置されているカプセルステーション(ガチャポン)のピンバッジ販売業務を引き受ける事になっておました。部署として、新しい取り組みが出来る事を楽しみにしておりましたが、皆様ご存知の通り、動物園は休園が続いており、発進すら出来ない状態で出鼻をくじかれた思いでした。そんな経緯があっての取り組みでした。
まずは、「予算に制限を持たず、どんなグッズがあったら良いか」という目線で考えてもらいました。数日後、文房具やT シャツ、キーホルダーなど、デザイナー目線の可愛らしいグッズの展開案が寄せられました。どれも、将来的に商品化してみたいと感じる企画案です。
話は変わりますが、グッズ制作について説明させていただきます。自社でのグッズ制作は初めてではなく、企業キャラクターをご提案させて頂いたクライアント様から依頼を受け「缶バッジ」を制作したり、円山動物園に関しては、オフィシャルショップで販売されているダブルリングのどうぶつメモ帳4種(シロクマ、ユキヒョウ、リスザル、オオカミ)など、実は弊社で制作したオリジナルグッズなんです。
そんな経緯もありましたので今回は、制作実績があり、ガチャポンで販売できて自社で手軽に制作出来る「缶バッジ」と決めました。
缶バッジの内容について更に話し合いを重ねたところ「かわいい動物をあつかう」「ご当地 北海道の方言を盛り込み味わいを出す」「園内で人気のある動物」など、方向性の違う発想豊かな案が寄せられました。
ですが、肝心の円山動物園は新型コロナ蔓延を危惧し、3月上旬から約2カ月間休園が続いておりました。動物好きにとっては、開園は待ち遠しい期間ではないかと考え、動物園の営業再開時には、訪れる方々にあたたかな気持ちになってもらえる企画がいいと考えました。その後、協議を重ね打ち出した企画が「1番人気じゃない脇役動物」にスポットライトを当てた、題して!「円山動物園にはこんな動物もいるZOO(ゾー)」という案で、かわいらしい動物のイラストにダジャレをスパイスとして盛り込みました。

方向性が決まればまっしぐら!

企画内容が固まったところで、許可を取るために円山動物園に問い合わせです。円山動物園WEBサイトの「お問い合わせ」にメールで連絡したところ、数日後に経営管理課の担当の方からお返事を頂くことができました。
この時点ですでに6月中旬となっておりましたので、急いで企画内容をまとめ、提案いたしました。それから、約1週間後、ようやく経営管理課から返事をもらい、バッジの制作作業に取りかかれる事となりました。今年の7月は4連休があり、多くの方々が訪れる可能性がございましたので、その前までにセッティングをする事を目標としました。
まずは、カプセルに附属する「説明書」に使用する動物の写真撮影です。円山動物園に撮影許可の申請書を提出し撮影となりましたが、夜行性の動物や日中の暑さで寝ている動物、キャラクター化する予定だった動物が展示されていないなど、予想外の出来事もあり意外に苦労しました。
次に、バッジやガチャポンの表紙および説明書のデザインです。同時に、円山動物園経営管理課へ動物の習性や生態をまとめた説明文の確認するなど、方向性が決まれば完成に向かってまっしぐらです。
最終的に円山動物園の確認が取れたのは7月2週目の木曜日。目標としていた4連休前にはギリギリでしたが、さらに2名のデザイナーも加わり、部署総出の制作作業となりました。そして初出荷90個!カプセルに詰めた「缶バッジ」を自転車に乗せ、汗をかきながら円山動物園へ向かい、ガチャンポン(カプセルステーション)にセッティングいたしました。

今のところ売れ行きは上々です。今後は不定期に新しい企画を加えながら、遊びごころ全開で取り組みますので、ご期待ください。