
職場訪問研修の実施について
この度、岩内町立岩内第二中学校さまから「職場訪問研修」受け入れのご相談があり、実施いたしました。
私自身、中学生の頃は将来のビジョンを描くこともなく、職業体験やイラストに関わる仕事について深く知る機会もありませんでした。そうした過去をふり返り、今の中学生たちが早い段階から社会と接点を持とうとしている姿勢に心を動かされ、今回の研修をお引き受けすることにいたしました。
私自身、中学生の頃は将来のビジョンを描くこともなく、職業体験やイラストに関わる仕事について深く知る機会もありませんでした。そうした過去をふり返り、今の中学生たちが早い段階から社会と接点を持とうとしている姿勢に心を動かされ、今回の研修をお引き受けすることにいたしました。
研修テーマは「イラストを描く仕事」。
中学生にとってどのような内容が分かり易く、興味を持ってもらえるのか悩みましたが、弊社がこれまで手がけた制作実績を見ていただくことが最も効果的と考え、PowerPoint資料を用いて説明することにしました。
中学生にとってどのような内容が分かり易く、興味を持ってもらえるのか悩みましたが、弊社がこれまで手がけた制作実績を見ていただくことが最も効果的と考え、PowerPoint資料を用いて説明することにしました。
研修当日の5月9日、予定時間を過ぎても連絡を受けていた3名の生徒が到着せず、心配していたところ、教頭先生から電話があり「道に迷ってしまったが、これから向かいます」とのご連絡をいただきました。
最終的に約1時間半遅れで無事に3名を迎えることができました。
3名はいずれも大きな通学用リュックを背負い、岩内町から支給されたタブレット型パソコンを持参していました。昭和生まれの私にとってこの光景は時代の流れを実感してしまう一面でもありました。
3名はいずれも大きな通学用リュックを背負い、岩内町から支給されたタブレット型パソコンを持参していました。昭和生まれの私にとってこの光景は時代の流れを実感してしまう一面でもありました。

普段から絵を描くことが好きだという彼女たちに対し、まずは広告業界におけるイラストの役割や、そのメリットについて簡単な座学を行いました。その後、弊社のデザイナーがどのようにイラストを制作しているのか、実演を交えて紹介しました。

特に、弊社のデザイナーが描いたドラゴンのオリジナルイラストやポケモン「ヤドン」の直書きイラストを見せた際、それまで少し緊張気味だった生徒たちから自然と笑顔がこぼれ、関心の深さとイラストという技術がもたらす言葉を超えた感性のつながりが伝わってきました。その笑顔を眺めながら中学生という感受性の高い時期だからこそ、型にはまらず自由な発想で描く楽しさを大切にしてほしいと感じました。




また、弊社のイラスト制作という仕事がクライアントからの依頼によって成り立っていることを伝え、その中で評価をいただく喜びもあれば、時に厳しいご意見をいただくこともある現実についても率直にお伝えし、最後には「好きな(絵を描く)ことを続けることの大切さ」をメッセージとして送り、今回の研修を締めくくらせていただきました。 短い時間ではありましたが、生徒たちの純粋なまなざしに、初心を思い出す貴重なひとときとなりました。
デザインセンター 吉田 香
写真・イラスト(ドラゴン)/渡 麻裕
写真・イラスト(ドラゴン)/渡 麻裕