動画などの3DモデリングはPC内での制作物ですので曖昧な要素があっても柔軟に対応出来ますが、立体物としてプリントアウトするという事は 「重力」や「耐久性」も想定しなくてはならず、サイズをしっかり決めて取りかかるなど、準備が重要だと感じました。
普段、動画の制作等で使用しているAutodesk 3DSMAXで制作します。オブジェクトはOBJファイルで書き出し、 出力アプリはプリンターに附属のXYZprintingを使用します。
もともと試作品の造形で使用されていた3Dプリンター。3Dプリント技術が進化し素材が多様化することによって、本体もお手頃な価格となり、試作品の製造以外でも使用用途が広がりました。
今回は、昨年9月に導入した3Dプリンターの取り組みをご紹介いたします。
動画などの3DモデリングはPC内での制作物ですので曖昧な要素があっても柔軟に対応出来ますが、立体物としてプリントアウトするという事は 「重力」や「耐久性」も想定しなくてはならず、サイズをしっかり決めて取りかかるなど、準備が重要だと感じました。
普段、動画の制作等で使用しているAutodesk 3DSMAXで制作します。オブジェクトはOBJファイルで書き出し、 出力アプリはプリンターに附属のXYZprintingを使用します。
普段、動画の制作等で使用しているAutodesk 3DSMAXで制作します。オブジェクトはOBJファイルで書き出し、 出力アプリはプリンターに附属のXYZprintingを使用します。
出力の際、オブジェクトを積み上げる過程で、内部の強度がしっかり設定されていないと外側にも影響がでます。 また、材料のフィラメントが順調に運ばれなければ途中で止まったり、ガタガタになったりと失敗につながります。 初期の段階では、出力したオブジェクトが台座に定着しないなど、失敗も色々経験しました。
タブレットのプロテクトカバーです。この3Dプリンターで出力できる最大プリントサイズが200mm×200mm×200mmなので パーツに分割して出力となります。そのため、WEBの情報を参考に、合体後のタブレットの遊びや、接合部分の工夫に時間を割き、 何度もテストを繰り返し、試作品が完成しました。ちなみに、出力に要した時間は合計で80時間を超えました。
制作するにあたり、使い勝手は勿論、「使って楽しい」デザインを心がけました。例えば、右側に把手を付けましたが、 軍手を付けても窮屈にならない様にゆったり目のサイズ感です。まだまだ試作段階ですが、さらに遊びごころを加えながら改良を重ね、 ワクワクするモノを作りたいですね。
仕様
サイズ:468mm×558mm×510mm
重量:26 kg
プリンターヘッド:シングルヘッド
プリント方式:熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)
方式
液晶パネル:2.6インチ モノクロ液晶
対応フィラメント:ABS樹脂、PLA樹脂、直径1.75mm
対応ファイルフォーマット:3Dプリント:stl、3wレーザー刻印:jpg、png、gif、bmp、tiff
最大プリントサイズ:200×200×200mm